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少し廊下を走って行くと、
「確かココが平助君の部屋だと思うよ。」
「なるほど…、おきさんありがとうございます。」
「ねぇ、そのおきさんって言うのやめてよ?」
沖田は満面の笑み(黒)で刀に手をかけた。
「あはは~、平助た~ん。」
冷や汗をボタボタ垂らしながら刹魔は平助の部屋に入って行った。
沖田クソ怖ェェエエエェェエエエ!!!!
いつか殺されるよォォオオオ!!!!
刹魔は誓った。
沖田は絶対敵に回さないと。
「…よし、僕は土方さんと鬼ごっこの続きでもしようかな。」
沖田は足軽に副長室の方へ向かって言った。
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「えっと…どちら様で?」
平助は「コイツ誰だよ」と言わんばかりの顔で刹魔に声をかける。
「貴方の嫁です。」
「え、ま、え?」
この会話が数分続いている。
「嫌、違くて…、その、どちらさまですか?」
「貴方の嫁です。」
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