129人が本棚に入れています
本棚に追加
「にしても以外と刀って重いんだなぁ~」
刀を抜き、ブンブンと振り回しながら屯所を目指し歩いていると、
「ねぇ、そこの人」
ふと声がかけられた。
だが、刹魔は自分じゃないと思い無視して進んだ。
「ねぇ君…」
「…」ブンブン
「ねぇ…」イライラ
「……」ブンブンブンブン
「そこの刀振り回してる危ない人です!!!!」
急に手を掴まれた。
その反動で刹魔は後ろに転び、刀を落とした。
そして隣に刀が刺さった。
「ほばぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
余程刀が隣に刺さって吃驚したのか、言葉にならない悲鳴をあげている。
「君さ、善良な一般市民の前で刀振り回すのやめた方が良いと思うよ?」
「…ちょ、あ、な、た、は、」
刹魔は思わず指を差した。
「沖田総司ィィィイイイイイ!!!??」
.
最初のコメントを投稿しよう!