♯1

5/5
前へ
/57ページ
次へ
「!…なんで君、僕の名前を知ってるの?」 警戒して沖田は刀に手をかける。 「え…、私は新撰組に入りたくて!だから色々勉強したから知ってたんです。はい。」 まさか、薄桜鬼で見たから とか言ったらある意味即死ものだよね。 何とも自然な嘘を述べる刹魔。 つか、薄桜鬼で見たからとか… 刹魔は馬鹿です、はい。 「ふぅん…まぁ、新撰組屯所まで一緒に来て貰うよ。」 「ん?なにゆえー!!!??」 「新撰組に入りたいんでしょ?」 キョトンと首を傾げながら沖田はこっちを見た。 あぁ、くっそ可愛いぜ! 沖田さんよォ! などと馬鹿な事を考えている刹魔 あ、馬鹿なんだった。 「そ、そうですね! 入りたいです!はい!」 ─────────────── 所変わって新撰組屯所 「あぁ、でかいわ。にしてもウヘヘ今から俺は新世界の神になるぜ!」 もはや何がどうなって神になるのかは解らないが、刹魔はこの状況に苦は無い様だ。 「では、どうぞ入って~。 副長室まで案内するよ。」 にこっと笑う沖田に刹魔もにこっと笑う。 やっべェ、楽しみだよ! 平助たん待っててねっ! .
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加