プロローグ

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~次の日、梅の家で~ 母「桜、梅、桃、ちょっと来て。」 三人「は~い。」 三人の少女がお母さんに呼ばれて、やって来ました❗ 母「ちょっと、裏山に行って、山菜を採ってきてくれない?」 梅「え~。風助と木登り勝負の約束をしたのに?お母が行けばいいじゃないの。」 梅は不満そうに言いました。 母「今日、村長さんに呼ばれていて、どうしても行けないの。お願いね。」 母はそう言って、村長の家に行きました。 梅「もう。何でうちが行かなきゃ行けないのよ。」 梅は地団駄を踏みながら言いました。 桜「まあまあ。お母さんもお母さんなりに忙しいんだし。それに約束の時間は申の一刻(今で言う昼の3時頃)でしょ。今は卯の三刻(今で言う朝の6時頃)だから、今から行けば約束の時間には帰って来れるでしょ?」 桜はなんとか梅を説得しようと頑張りました。 梅「姉ちゃんが言うなら分かったよ。行けばいいんでしょ、行けば。」 二人がそんな話をしていると外から可愛らしい声が聞こえました。 桃「桜お姉ちゃん、梅お姉ちゃん。早く行こう♪」 桜「桃、分かったわ。今、そっちに行くから、待っててね。」 桃「は~い。」 桜「梅。桃が待ってるから、早く行こう。」 梅「はいはい。」 二人は山菜と採る道具を持って、桃のところに行き、仲良し三姉妹は仲良く裏山に出掛けました。 ~丁度その頃、村長の家では~ 村長の家には、この村の各家から、代表1名が来ていました。 村長「今日、呼び出したのは他でもない、この村の宝のことじゃ。」 梅達の母「村の宝に何かあったんですか?」 村長「うむ。実はの。今朝、村の宝の色が少しじゃが、薄くなったんじゃ。」 皆「(@ ̄□ ̄@;)!!」 皆は凄く驚きました。 梅達の母「玉を祀る伝説の祠に何かあったってことですよね?」 村長「そうしか考えられん。直ちに夏海村、秋空村、冬雪村と連絡を取り合って祠に何があったか調査せねばならぬ。今から、誰が伝令しに行くか決めねばならね。」 それを聞いた皆は誰が行くか話し合いが始まり、今後のこととかを話ました。 これから大変な事件が起こることも知らず。
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