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俺はこう見えてもベテランで、二年程前からは新人教育とかも任されたりする位だった。
仲間とも上手くやっていけてるし、潰れあんまん(パタリロ王子)の世話だって慣れたモノだ。
だけど俺は、此処では珍しくノーマルだった。
別に仲間を否定するツモリは無いし、俺が新入りの時は先輩に掘られてしまった事だってある。
だけど、男を好きになった事は無かった。
今までも、そしてコレからも。
適当な時期になったらスッパリと仕事を辞めて、実家の農業を継いで、そんで嫁でも取るツモリだった。
だけど、出逢ってしまったんだ。
止まない焦った鼓動
半端無く流れる汗
釘付けになった。
そう。
俺は、新人に其れもオトコに一目惚れしてしまったのだ！
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