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栗仲は楽しそうに話す。
「あららぁ。メダカ先生ホントに見に行ったんだぁ」
だが、茅道の話はまだあるようだ。
「…まだ続きがあるんだよ」
茅道は低く話し始めた。
「宮田がその先公に脅すつもりで殴りかかったらしいんだ」
「そしたら?」
栗仲が言うと、茅道はこう続けた。
「宮田は、いつの間にか尻餅ついてたってよ」
栗仲が呆れたように少し笑う。
「あの宮ちゃんが?ないない。この3年A組の中でも結構強い方だよ?ありえないって」
「だ、だよな。あの先公がありえねぇよな」
茅道をよそに、栗仲は椅子にもたれ掛かる。
「まぁ、とりあえず宮ちゃん達が帰ってきたら話聞こうよ」
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