記録.1 [出逢い]

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その話に一旦、栗仲も茅道も笑いを止める。 「兄貴にも同じもんがあったんだ。俺が見間違えるハズねぇ」 茅道が真面目に聞き出した。 「…ま、マジに白い大蛇の刺青だったのかよ…」 宮田は黙って頷く。 だが、まだ栗仲は信じていないようだ。 「宮ちゃん、もういいって冗談は。いい加減笑えないよ?」 宮田は立ち上がった。 「冗談じゃねぇ!本当にヤツは、日高 白巳って男は!…」 「よし、わかった!」 栗仲は何か閃いたように机を叩いた。 「なんだよ?」 栗仲は口元をゆるませてこんな提案をした。
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