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「俺がメダカ先生に一週間、えげつないほどの虐めをする。それで、一週間以内でもしメダカ先生が初代総長の本性を表して俺に暴力行為をしたら宮ちゃんの勝ち。一週間メダカ先生が黙って俺の虐めに耐え抜いたり、この学校を辞めたら俺の勝ち。どう?面白そうでしょ?」
宮田は一筋の汗を流しながら栗仲に確かめる。
「負けたときはどうなる?」
栗仲は楽しそうに返す。
「そうだなぁ…。んー…あっ!上浜中学の奴等と一人だけで喧嘩しに行くってどう?」
「!?」
それを聞いた茅道は心配そうに言う。
「おいおい…。い、いいのかよ。そんな賭けして…。あいつが本当の初代総長だったら、お前あの先公に病院送りどころじゃ済まされねぇかも知んねぇんだぞ?」
栗仲は立ち上がった。
「これは俺と宮ちゃんの賭けなんだ。茅ちゃんは邪魔しないでよ」
茅道は、異様な殺気を漂わせる栗仲に言葉を失った。
栗仲は宮田に顔を近づける。
「で、宮ちゃん?どうするの?やるの?やらないの?」
宮田は凄む。
「ヤルに決まってんだろぉ!!」
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