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●1ヶ月前
僕は昨日告白してくれた裡沙と一緒に
クリスマスを過ごしていた。
彼女は僕の事が好きで他の女の子に
迷惑をかけていたらしいのだ。
真田光一
「裡沙のした事は許せないよ。」
上崎裡沙
「そ、そうだよね………
真田君にあんな酷い事して
許して貰おうなんて……」
真田光一
「いや、僕は裡沙ちゃんのした事を
もう許しているんだ。」
上崎裡沙
「え……」
真田光一
「許せないと思っているのは
騙された女の子達だよ。」
上崎裡沙
「あ……」
真田光一
「だからさ、一緒に謝りに行こう。」
上崎裡沙
「…………」
真田光一
「簡単に許して貰えないとは思うけど、
謝るしかないよ。だから、一緒に………」
上崎裡沙
「駄目です。」
真田光一
「な、なんで!?」
上崎裡沙
「あたし1人で行かないと駄目なんです。
じゃないと、前に進めないから………」
真田光一
「裡沙……」
上崎裡沙
「だからあたし、1人で謝ってきます。」
真田光一
「…………うん。分かったよ。
裡沙、それが終わったら一緒に過ごそう。
何か食べたい物ってある?」
上崎裡沙
「あたし、真田君の食べたい物なら……」
真田光一
「裡沙の食べたい物!」
上崎裡沙
「…………」
裡沙が前に進むためには
裡沙のしたい事をさせないと駄目だ。
裡沙には僕の都合のいい彼女じゃなくて
僕の事を愛してくれる
彼女になって欲しいんだ。
上崎裡沙
「………じゃあイカ焼き食べたいな……」
真田光一
「うん、分かったよ。
それじゃあイカ焼き買って待ってるね。」
上崎裡沙
「うん!」
こうして裡沙は
みんなに謝りに行く事になった。
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