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こんな感じで裡沙は女の子に謝り続けた。
そして謝った後
僕達は一緒に創設祭を回った。
これで終わりかと思っていたけど
僕にはまだやらなければ
ならない事がある。
そう、僕の事を待っていてくれた
森島先輩と決別しないと前に進めない。
僕はクリスマスの
次の日に森島先輩と別れる事にした。
丘の上公園で………
森島はるか
「あ、真田君……」
真田光一
「森島先輩、
昨日は本当にすいませんでした!」
森島はるか
「それは電話でもう聞いた。
それで私に何か用なの?」
真田光一
「あ、はい……」
やっぱり怒ってるよな………
いや、怒っているだけ
マシな方なのかもしれない………
真田光一
「森島先輩、僕はもう疲れました。
森島先輩みたいなモテる人に尽くすのは
僕の性に合わない事が
森島先輩と付き合ってよく分かりました。
本来なら、森島先輩に
ふられた時に諦めるべきでした。
僕と森島先輩は釣り合わない。
森島先輩と一緒に居る事で
それを痛感しました。」
森島はるか
「…………」
真田光一
「実は昨日女の子に告白されたんです。
僕に憧れていた女の子です。
その女の子の姿が森島先輩に告白した時の
自分と重なって………
僕は森島先輩のおかげで
告白を断られた時の
気持ちを痛いほど知っています。
その子は僕でないと駄目なんです。
森島先輩と裡沙とでは
僕を想う気持ちが
比べ物にならないほど強いんです。
だから僕は……」
森島はるか
「………どうして?」
真田光一
「はい?」
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