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森島はるか
「どうしてそんな事言うの!?
私は真田君が好きだったのに!」
真田光一
「この程度の事で好きじゃなくなる
女の子とは
この先上手く行きませんよ。
裡沙なら、
好き『だった』なんて絶対に言わない。
やっぱり森島先輩と僕は価値観が違うんです。
森島先輩、ちょうど良かったですね。
もうすぐ卒業ですよ?
僕なんか忘れて
他の人と付き合って下さいよ。
森島先輩は選択肢が多いから
僕じゃなくても
付き合える人は捨てるほど居ますよ?」
森島はるか
「馬鹿!なんでそんな事言うの!」
真田光一
「まだ分かりませんか?
僕は森島先輩の
相手をするのが疲れたんです。
森島先輩、前に元カレの
話をしましたよね?
森島先輩の見た目は好きだけど
性格は嫌いだって人。僕も同じでした。
どんなに頑張っても
森島先輩の価値観にはついて行けません。
今、こうして
話しているのも疲れるんです。
だから森島先輩、僕は失礼します。
さようなら……」
森島はるか
「あ……」
こうして僕は森島先輩と別れた。
まあ、正直な話、勢いで告白したのが
ここまで来てしまって
僕は本当に森島先輩が好きだったのかと
聞かれると正直分からないんだよな………
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