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●コンテスト控え室
今日は創設祭。
絢辻さんの挨拶が終わって
次はついにベストカップルコンテストだ。
橘美也
「紗江ちゃん綺麗なドレスだね。」
中多紗江
「う、うん。
お母さんがオーダーしてくれたの。」
あれ?
柊は確か紗江ちゃんが
服を作ったって言ってたよな………
もしかして紗江ちゃん僕に気を使って……
橘美也
「にぃにも似合ってるよ。」
橘純一
「そ、そうか……」
橘美也
「はぁ………にぃにガチガチだね………」
橘純一
「う、うるさいな………」
梅原正吉
「まあ、気楽に行こうぜ大将。」
橘純一
「ああ、そうだな。
ところで梅原
その魚はいったい何なんだ?」
梅原正吉
「トロ子だ。」
橘純一
「そうか。それで何に使うんだ?」
梅原正吉
「もちろん
ベストカップルコンテストに出るのに
決まってるじゃないか!」
橘純一
「マ、マジか………」
梅原正吉
「大将達には悪いが今回は俺の勝ちだな。
確かに中多さんとトロ子はいい勝負だが
俺と大将で差があるからな。」
橘純一
「そうか……」
魚と一緒に
ベストカップルコンテストに
参加するとは………
梅原、お前最高だよ………
実行委員
「最初は橘純一君と中多紗江さんです。
準備して下さい。」
橘純一
「はい!紗江ちゃん行こうか。」
中多紗江
「せ、先輩、
緊張しちゃって足が動かないです………」
僕は紗江ちゃんの手を握ってあげた。
中多紗江
「あ……」
橘純一
「僕がついてるから大丈夫だよ。」
中多紗江
「先輩……」
橘純一
「それじゃあ行こうか」
中多紗江
「はい……」
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