第2話:真田光一×裡沙&森島

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●学校 真田光一 「よし、今日も商店街に寄り道しようか」 上崎裡沙 「はい。」 僕はバッグの中から自分の靴を取り出して 上履きをバッグの中に入れた。 1月になってから 僕は自分の物を全て鞄の中に入れて 移動教室の時も持ち歩いている。 その理由は目を離すと画鋲を入れられたり 生卵の中身を入れられたりするからだ。 僕が鞄を持ち歩いていても 先生達も同級生も何も言わないのは 僕が被害に遭ってるのを知っているからだ しばらくの間下駄箱の中を見ていないが 恐らく酷い事になっているだろう。 上崎裡沙 「真田君、どうしたの?」 真田光一 「…………いや、何でもないよ。」 でも、仕方ないんだ。 僕は自分から 森島先輩のファンを敵に回したんだ。 そう、それは この前のクリスマスの物語だ………
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