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●学校
真田光一
「よし、今日も商店街に寄り道しようか」
上崎裡沙
「はい。」
僕はバッグの中から自分の靴を取り出して
上履きをバッグの中に入れた。
1月になってから
僕は自分の物を全て鞄の中に入れて
移動教室の時も持ち歩いている。
その理由は目を離すと画鋲を入れられたり
生卵の中身を入れられたりするからだ。
僕が鞄を持ち歩いていても
先生達も同級生も何も言わないのは
僕が被害に遭ってるのを知っているからだ
しばらくの間下駄箱の中を見ていないが
恐らく酷い事になっているだろう。
上崎裡沙
「真田君、どうしたの?」
真田光一
「…………いや、何でもないよ。」
でも、仕方ないんだ。
僕は自分から
森島先輩のファンを敵に回したんだ。
そう、それは
この前のクリスマスの物語だ………
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