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●次の日
スライム
「よし、それじゃあ釣りしに行こう!」
サトシ
「釣り?」
フタバちゃん
「釣りってなぁに?」
ピカチュウ
「ピカチュウ。」
ロココノギイセ
「やれば分かる。」
スライム
「速く行こうよ!」
サトシ
「お、おう………」
フタバちゃん
「ロココは行かないの?」
ロココノギイセ
「私はこの森を守らないと
いけないからな。
スライム、あまり遅くならないうちに
帰ってくるんだぞ。」
スライム
「了解!」
スライム達は近くの池に釣りしに行った。
その間に私は醜い人間共に
ヤズマットやグレイトドラゴン
ミューツーやルギアの幻を見せて
森から追い返していた。
毎日幻を見せているのに
何度も森に侵入してくるとは愚かだ………
ここを通り過ぎるだけの勇者や旅人は
小屋の近くに来ないかぎり幻を見せて
驚かす事はしない。
森を脅かさない者を驚かした所で
何もならないからな。
私はいつもの森を開拓しようとする
人間共を追い返した所で
池に行ってみる事にした。
ピカチュウ
「ピッ!?」
フタバちゃん
「ピカチュウ、引っ張れ!」
ピカチュウ
「ビィーカヂュウ!」
スライム
「うわっ!50cmの蟹だ!」
サトシ
「でけぇ!」
フタバちゃん
「すごく………大きいです………」
ロココノギイセ
「…………」
あの子供達の楽しそうな顔を見て
私は思った。
あの子供達の笑顔を見続けていたい。
あの子供達の笑顔を守りたい………と。
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