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●宿屋
最低勇者
「腹減ったな……」
黒騎士
「それではここで何か食べましょう。」
最低勇者
「でも、金持ってないぜ。」
黒騎士
「私にお任せを。」
そう言うと黒騎士は
宿屋のおっさんと話し始めた。
黒騎士
「おい、勇者様は腹が減ってる。
何か食べ物を無料でよこせ。」
おっさん
「お客さぁ～ん困りますよ………
うちだって
ギリギリの生活してるのに………」
黒騎士
「勇者様、
もうここの村はモンスター退治しないで
次の場所に向かいましょう。」
最低勇者
「ああ、そうだな。」
おっさん
「あんたらそれでも勇者か？」
黒騎士
「勇者様にタダで
モンスター退治をさせようなんて
考える村など守る価値はない。」
おっさん
「トホホ………分かったよ。ご注文は？」
黒騎士
「俺はパンでいい。」
おっさん
「はいはい………勇者様は同じので？」
最低勇者
「おいおい、俺は勇者だぞ。
とりあえず霜降りステーキと
黄金米と絶品サラダ
それからレインボージュース。
アルバトリオンシャーベットを
持ってこい。」
パン
５０Ｇ
霜降りステーキ
５００００Ｇ
黄金米
１００００Ｇ
絶品サラダ
５０００Ｇ
レインボージュース
５００００Ｇ
アルバトリオンシャーベット
９９９９９９９９Ｇ
おっさん
「…………」
黒騎士
「早く持ってこい。勇者様を待たせるな」
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