転校生!?

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人は皆それぞれ悩みを抱えて生きている。 夜遅くまで残業しているサラリーマン、そこいらで談笑してる奥様方、ロッカーにしまってたはずのリコーダーがいつのまにか無くなっていた小学生、もっと言えば道端の猫だって悩みを抱えてるかもしれない。 でも皆それぞれどこかしらで折り合いをつけて生きている。 いいんじゃないかなそれで 色んな生き方あるしね ほら、十人十色って言うじゃない? だからさ 俺も学校やめてもいいかな?校長 「おい」 「へ?」 「貴様‥舐めてるのか?」 「なななななにがですか!?」 思わず声が震える。 放課後国語教師に呼び出されたと思ったらこれだよ 「夏休みの課題、私は読書感想文もしくは夏休みの思い出を赤裸々に綴ってこいと言ったはずだぞ?」 「いやそう言われましても俺、夏休み中外出したのは地震が来てびっくりしてそのまま裸足で家飛び出した一回だけですもん」 やべ、自分で言ってて虚しくなってきた。もう死んじゃおうかな 「夏休みのほとんどをモ○ハンで潰した私でさえ一回は無いぞ、一回は」 そう言うや否や、はっはっはっと笑いながら肩をバンバン叩いてきた。いや無駄に痛いんだが 「あのピンクの鳥を倒した時には夏休みも残り一日だったがね」 イヤン○ック!? もうやめちまえよお前 「ははは‥あの、そろそろいいっすか?バイトの時間なんで」 「ちょい待ち」 適当に会話を流して回れ右をした途端肩をガッシリ掴まれてしまった。
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