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元々オタク気質?な俺は部活を引退した後は休日はおろか下校後もすぐに部屋にこもりアニメやらギャルゲーやらに熱中していた
そのせいもあってか高校に上がる頃には現実の女の子、いわゆる三次元の女に全くと言っていい程に興味がなくなっていたんだ。
‥事件の発端は入学式から一ヶ月が経過し、クラス内ではなんとなくグループが出来はじめ、皆授業にも慣れてきた
そんなゴールデンウィーク明けの放課後だった
「‥あ、あの!
つ、付き合ってください!!」
「は、へ、は、‥おおお、おれにひゅっへるんれふか!?」
放課後クラスの女子に教室に呼ばれた俺はいきなりの告白にどもりまくっていた。
実を言うと過去に一度告白された事があるんだが
あれは例外と言うか何と言うか‥
その子はあだ名が「デラックスのり弁子」と言うだけあって顔も体も中々のデラックス具合だったのだ。
流石の俺ものり弁のオカズの一部になるのはごめんだったので丁重にお断りした。
(てか泣いて土下座した)
と、言う訳でまともな可愛い子に告白されたのは今回が初って事であり(ごめんなのり弁)俺はめちゃくちゃ緊張し、手汗の量が今世紀最大の値を記録していた、もうギネス乗るんじゃねーかってぐらいに
そんな事を考えてる内に彼女はふぅっと息を吐き、見てるだけで吸い込まれそうになる大きな瞳で俺を見据え
もう一度こう言ったんだ
「祐一くん、あなたの事が大好きです。付き合って下さい」
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