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「あー腹減った」
この男 浪人ブラリ旅をする侍‥野見山カンタ
相棒の犬[クロ]と山中にて空腹で倒れそうだ
「この山には食い物ねーのかよ~魚は釣れない芋もない」
野見山は少し変わり者で背中には釣り竿とクワを背負って歩いている
「クロ~なんか動物捕ってきておくれ俺ぁ~もうだめだ」
ダラリと座り込む1人と一匹の前に ゾロゾロとムサい男共がやって来た
「おい!お前身ぐるみ置いて消えな!」
ど~やら山賊らしい
「はぁ~見ての通り何もないよムシロ欲しいっつーの!」
確かに金持ちには見えない
「刀と犬で勘弁してやるよ」
その時カンタの顔が変わる
「刀ならくれてやるよクロはダメだ!」
「刀より犬が大事なのかよ。両方渡すか死ぬかだ」
カンタは不敵に笑う
「交渉決裂か…お前らデブだから食い物には困ってないよなぁ~」
「ゴチャゴチャうるせー」
1人の山賊が切りかかる
ガス!!
ニヤリ…
「腰が入ってないな…」
…!……!?…!
終結!
「はぁー腹減ったクロ飯が食えるぞ」
山賊さんたちを撃退し食料を受け取り近くの村に意気揚々で行くカンタとクロ
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