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老婆と少女…ワケアリな雰囲気だ
(まぁ人生色々だよな)
カンタはそこら辺は分かる大人だ
「どーも1日用心棒として泊めてもらう 野見山カンタです」
2人は黙ったままだ…
「おい…ガキ…2人は家族か?」
沈黙の間に耐えられないカンタが雇い主のチビッコに聞く
少しムッとした顔で応える
「ガキじゃねーよ宝だ」
チビッコの名前はタカラらしい
続けて質問に答える
「姉ちゃんと婆ちゃんだよ家族だ」
すると少女がムッとした顔で突っかかってきた
「用心棒さんはこの部屋で寝るんですか?知らない男性とは眠れません!」
まぁ当たり前である
「はぁーでたよ~コレだから女は…マセガキめ」
ため息まじりにカンタが話す
「お前が俺を男として見てるからそんな発想なんだよ卑猥ですわ~」
その言葉に顔を赤くして突っかかってくる
「私の発想じゃなくて一般常識です」
「俺は大人なの!ガキに手なんかだすかよ!」
そのことばに少女が反応する
「ガキ?私のこと?」
またため息混じりに話すカンタ
「お前以外いないだろ!」
木魚が飛んできた
「危ないな~なんだよ」
右手で受け止めたカンタの眼前に切っ先が向かってきた
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