14歳のへたれ君

2/5
前へ
/30ページ
次へ
カンジ「おーい、へたれ君」 へたれ君「はい!?」 カンジ「なんか面白いことしろよ」 へたれ君「………」 カンジ「この学校つまんなすぎ、お前はだかで3年のとこ行ってこいよ」 樟李田(くすりだ)中学校の2ーBの男子2人の会話だ カンジ「まあ冗談だから気にするな、へたれはそんくらいしたほうが友達できたりするんじゃない?」 へたれ君(俺、こいつ嫌いだな) カンジ「シカトすんなよ、おい」 へたれ君「君も友達いないじゃん、絡まないでくれる?」 カンジ「へたれのくせして……」 いつの間にか俺はへたれ呼ばわりされていた というかいきなりこいつが絡みたいのか俺をへたれよばわりしてきた そのせいで俺はクラスどころか学校中にへたれ君と呼ばれてる 誰とも絡みたくなく、孤独が好きな俺は友達や親しいものはいない ただこいつが1年の頃からうざ絡みしてくる カンジ「お前、2年になってからつまらなくなったな」 正直平凡を求めて孤独にひっそりと生きたい俺と真逆の生活を求めるこいつ なぜ俺にここまで絡んでくるんだ? カンジ「放課後、制服のまま初パチ店にでも行かないか?」 ………うんざりだ
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加