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俺はひとりになっていく
真のひとりに
俺は悲しみであんなに号泣したのははじめてだった
「そうか、俺は本当は孤独を望んではいなかったんだ」
気づいたときにはもう遅かった
―――9年後―――
俺は消防団員になっていた
在り来りだが、火事という存在がやはり許せなかった
まあたぶん夢のせいなんだが…
非現実的なことはもううんざりだった
この9年間おかしなことは起こっていない
上司「またお前か!!単独行動するなああっ!何回わたしに同じこと言わせれば気がすむんだ」
俺は団員新人として先陣を切って火の中に入ることは許されない
だが、燃えている家に人がいたら頭が真っ白になって助けに行っていた
上司「お前のせいでチームが乱れるんだ、お前のせいで死にかけた団員だっているんだぞ、今まではなんとかなったが今度は許さないからな!!」
完全にブチ切れている上司が強くドア閉めて出ていった
いつき(よく俺もクビにされないもんだな)
正直、ここでも孤立していた
単独行動ばかり起こす俺のせいでひどい火傷をおった人もいるからだ
いつき(孤独にはなれているが、悪いとは思っている…なんとかしなくちゃな)
悩みは増えるばかりだ、寝るときにおかしなことにならないか不安という悩みで十分なのに…
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