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3才児の頃、家は借家で風呂が付いて無かった。当時、借家に風呂が無いことが普通であり、持ち家に住んでいる人は別として、皆 銭湯に通っていた。
今の若い方には、考えられないであろうが、真夏でもない限り 毎日は入らなかった。女性も今の様に洗髪は、毎日行ってはいなかった。
大概は、銭湯で女性の場合洗髪代を別料金で支払わなければならなかったのと、シャンプー剤自体が今のような物ではなく粉シャンプーで使い方も、一度お湯に溶かし泡立てから使うものであった。まだリンス、コンディショナ等は発売されて無かったように思う。
私達、男供は、髪を石鹸で洗っていた。髪に直接石鹸を擦り付けるので、髪が攣れて痛いうえに頭皮が突っ張るので、子供の頃は洗髪が嫌いであった。
銭湯はいろいろなことを教えられた。
先ずは作法(マナー)で、銭湯とは大衆浴場である。一緒に入浴している人に迷惑をかけないためにも、扱く当然のことであった。
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