映画

2/3
前へ
/51ページ
次へ
私の父親は理容室を営んでいる。 その理容室が私が3歳の時は、総武線沿線の駅前にあった。 駅前はバスターミナルがあり貨物の操車場も小さいながらあって商店街も賑わっていた。 その商店街には小さな映画館があり日活の配給が主で石原裕次郎等を上映を行っており、よく父親の理容室に映画ポスターを貼りに来ていた。宣伝の謝礼は映画館の入場券であった。 当時、東宝はゴジラ、東映はガメラを制作し大ヒットを獲て大怪獣黄金期で、それに乗じて日活でも怪獣映画を制作、上映を行った。当然、父親の理容室にポスターを貼りに映画館の人が入場券を何枚か持ってきたと思われる。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加