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「おい、起きろ巴!」
「うーん……。ハッ!駒王丸さま!?何故こちらに…きゃあっ!」
焦って驚いた拍子に木から落ちそうになった。
「落ち着け巴。落ちるぞ」
苦笑しながら巴を支えた。
その瞬間、巴は顔を赤らめ駒王丸から目を逸らした。
「あっありがとうございます。で、何故こちらへ?」
「ああ、千鶴に頼まれた。もう夕暮れ時だからな。後、お前に話がある」
「話?何の話でございますか?」
「とりあえず、木から降りよう」
駒王丸は手を差し出してきた。
しかし、巴はその手を取らずに
「自分で降りれます」
と先に木から降り始めた。
その後を追う形で駒王丸は木から降り始めた。
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