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私は急いで生徒会室に入った。
ずっと会いたかった彼がそこにいた。
「だから僕は違うんですって!」
「嘘をつくな!お前がやったに決まってる!中学からの内申書にお前が起こしてきた問題が山のように書かれてあったぞ!」
「それは昔のことです!今は違う!」
「中学生の時に体育館が火事になったそうだな!どうせそれもお前がやったんだろ!」
「そんな!違います!」
「・・・・・・いや、お前だよ・・・・・・3人で学校に忍びこんで花火やってる時にお前が『もっと大きな火が見たいな』って、体育館にロケット花火打ち込んだら発火しちまったんだろうが・・・・・・(ボソッ」
隣でユウキくんが呟いた。
なんか・・・・・・凄いことしてるね・・・・・・
「確かに昔は色々とやりました。・・・・・・でも今は改心してしっかりやってます!」
「フン・・・・・・どうだか・・・・・・」
「僕の目を見てください!嘘をついてる目をしてますか!?」
・・・・・・ごめん。マコトくん。
私には今、この状況を楽しんでる目にしか見えないです・・・・・・
「演技なら誰にでもできる」
先生、あなたの目は節穴ですか?
彼、明らかに楽しんでますよ?
「・・・・・・なら僕がやったという証拠を見せてください」
「そんなもの・・・・・・」
「無いんですか!?無いのにまるで僕がやったかのように僕を責め立てていたんですか!?なんていう先生だ!なんでそんな事したんですか!?中学の評価ですか!?そんな上辺だけの記録で勝手に僕がどういう人間か判断して呼び出したんですか!?先生は生徒の成績、能力だけで人を判断するんですか!?それでいいんですか!?」
うわ~
・・・・・・ってなった
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