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《真琴視点》
あれだ。ムカッとしたからやった。
後悔も反省も全くしていない。
・・・・・・それが俺クオリティ。
この生徒会長は
自分なりに必死にやっていた。
それなのに回りがちゃんとその努力を全く汲もうとしなかった。
それに腹が立った。
無干渉、傍観が好きだがそうも言ってられなかった。
だから言ってやった。
「へ~、がんばってんじゃん生徒会長」
そして続ける。
「お前らこれつけようぜ。
これから生徒を引っ張る生徒会なんだし」
その位いいだろ?
・・・・・・あれ?なんで俺、必死なんだ?
「内申点稼ぎにつきあってられるか」
生徒会会計が言った。
「今までの生徒会はこんな事してない。
自分達の実力で名前を覚えさせている。
その伝統を破る訳にはいかない」
顧問のクソ野郎が言った。
「テメエらふざけてんじゃねぇぞ!内申点稼ぎ!?そんなのしなくてもこの女は成績もいいし大学受験に内申点なんて必要無いだろうが!そんなのも知らねぇのか!?お前バカだろ!?死ねよ!!
そこのボケ顧問!・・・・・・伝統だ!?そんなもん必要ねぇ!伝統守っていい方法をやらなかったらただの愚の骨頂だろうが!テメエは教科書通りの事しかできねぇのか!?いいか!?人生っていうのは教科書通りにはいかねぇものなんだよ!それもわからないテメエが大人面して俺たちにものを教えてんじゃねぇぞ!殺すぞコラ!!」
「「・・・・・・んだと!?」」
それからずっと口喧嘩をした。
でもいくらがんばっても生徒会役員に
バッチをつけさせる事はできなかった。
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