私(俺)と君(お前)の出会い

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・ ・ ・ よし!真琴くんを昼食に誘おう! と決めたのは今日の朝の事だった。 やるからには徹底的にやる。 と、いう事で朝のホームルームが始まる前に優樹くんを屋上に呼び出して私が真琴くんが好きだということを言っておいた。 告白の練習がてら 「私……真琴くんの事が好きなの!」 ……という風に教えた。 優樹くんは、 「えっ!?なにその斬新な告白!?えっ!?えぇ~~~~!?」 ……と狼狽えていた。 ……さて!協力者は得た! 今は昼休み。これから真琴くんのいる教室に入って優樹くんに生徒会の資料を渡す。そして真琴くんと優樹くんを食堂で一緒に食べるように誘い、一緒に食堂に行った後、優樹くんはなにか適当な理由をつけて食堂から出て行き、私と真琴くんはふたりきり……という作戦だ。 扉の前で深呼吸。 私はいける。私はいける。私はいける。 自分で言ったら嫌われるけど顔はいいはず。 だから過去の遠足も学校行事の全ての旅行で『~って、西園寺さんのこと好きらしいよ?うちのグループに入れない方がよくない?』と女子班をたらい回しにされたあげく、クラスで目立たない女の子たちのグループに入ることになり、しかも他の男の子が私とその班の娘を比べて笑うからその班の女の子にも嫌われ、さらに必然的に一緒のグループになる冴えない男子グループの男の子が『フラグキターーーー!』とか言ったと思ったら、それからまるで携帯小説で【心閉ざした女の子に優しく、フレンドリーに話しかける主人公】……的な話され方をされてイライラしてきたのだ。 確かにどちらかというと内気な方だけど!? その喋り方はなくないですか!? ……みたいな? ……なんかいろいろ爆発してしまった。
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