母という存在

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小さな頃から母は私たち兄妹を祖母や叔母に預けては遊んでいた 左股関節変性で長距離を歩くことができない母と出掛けた記憶は少ない 父もあまり遊んでくれた記憶がない その為、親と買い物、とか、親と遊園地、とか友達から聞く度に羨ましかったし、両親を恨みもした 今思えば小さなことで、それすら思い出でしかないが、小さな子供には大きな大変なことだった 他所の子供にはやたらめったら優しくて、私や兄には厳しい母 今思えば当たり前だけど、当時は嫉妬ばかりだった
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