カルテット

志願の変更

『ずっと外科の看護部長に君の精神科への配置転換お願いしてたんだよ。』
『はぁ？』
私は呆気にとられた顔になる。
『聞いてない？』
『全く…今初めてそんな話があった事も知りました。』
『そうだったのか…
実は三条さんの時の君の仕事を評価して要望出してたのだけど…』
『そうだったのですか…
じゃあ井口さやかさんの看護はさせて頂けるのでしょうか？』
『う～ん…』
西山医師は急に困った表情になった。