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『研二よ…
ワシは今までの人生のほとんどを力を持つ為になる近道を探して生きて来た。
お前の様に若い頃は世間の目なんてのも気になって足がすくんだ時期もあったがな…
だが所詮世間は言うだけで何も行動なんて起こせないのだよ。
自分の弱者振りを認めたくないから強者に色々とケチをつける。
だが所詮は他人事…
みんな自分が得が出来れば口を開かなくなる。
まあお前にとっていい経験になるだろう。
今からワシのやる事を見ておけ。』
親父はそう言うと携帯を開く。
そしてどこかに電話を始めた。
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