さやか

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とにかく私もこのまま家に居たらおかしくなりリスカでもしかねないと感じていた。 私は午後6時頃になると適当に理由をつけて家を出た。 家を出ても行くあてなんてない。 友達は居るけど会う気分でもない。 でも正直1人は淋しすぎる。 私は地元を少しブラブラした後に15分位電車に乗った先にある都会へと出た。 理由は人混みに紛れて余計な事を考えなくする為だった。 だけど都会とは私の思いを裏切る場所。 私ってそんなに今ガード緩そう? って思う位にホスト系の営業~オヤジの援交の誘いが続いた。 もうウンザリの私は人混みを避けて駅に向かった。 するとそこにはくたびれた服を着た覇気のないオヤジが座っていた。 画家だ。 普段の私ならそんなに気にならない対象の人間。 だけどあてのない私は暇潰しに彼を観察する事にした。
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