第1話 結局どうでもいいじゃない

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そのはた迷惑なやつと言うのがこの女。 名前は立花 凛花(たちばな りっか)。俺と同い年の18歳。 …なのだが、どう見ても外見は中学生。背が小さく、童顔。髪は腰に届くくらいのロングヘアだが、それが逆に外国のブロンド髪の少女のように見える。そして、その全てを際立てているのがその壊滅的なまでの胸である。 初対面では中学生に間違えられるのがデフォルト。酷い時は小学5年生に見間違えられたこともあったそうだ。 外見だけは可愛らしい、可憐なお嬢さんなのだが… 「何であなた様は私が来るととっても嫌な顔なさりますのでしょうか、ふざけんなよこのド腐れ変態童貞野郎が!足だけコンクリートで固めて太平洋に流すぞコラァ!」 ほら、聞きました? 口を開けば俺を罵倒、朝の挨拶がわりに罵倒、挙げ句の果てには何もしてないのに罵倒。 そう、凛花は胸を筆頭に色々な所がこの上なく残念な美少女なのである。
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