第1話 結局どうでもいいじゃない

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「…そうだ!レイ姉、椿姫はどうしたんだ?」 先ほどの会話を内容を振り払いたいんだろう。 凛花の声が若干裏返っていた。 「椿姫?確か崎山ショップで何か買ってるはずだからその内来るでしょう。」 「…なんて言うか、あいつも変わり者だよな。」 「いや、凛花に言われたらこの世界とち狂った奴の巣窟になるから。」 以外とひどい突っ込みをする玲奈。 そんな鋭く切り返せるなんて正直憧れる。 「とは言っても、確かにあいつは変わり者だけど…」 「俺も凛花と玲奈の意見に大賛成だな。」 ちなみにさっきから名前だけ出ている椿姫だが、この「部活」の最後の部員である。 とりあえず彼女に関しては、変わり者と言うことしか言えない。 何というか…特徴が変わり者ということしかない。 というか… 「あー、皆さん待ちました?」 噂をすればなんとやら。変わり者の椿姫がやってきた。
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