第1話 結局どうでもいいじゃない

7/10
前へ
/37ページ
次へ
「紫神 椿姫(さきがみ つばき)、只今到着しました!」 ここで何故か敬礼しているのがさっきから話してる変わり者。 髪は長め。前髪は目が隠れるくらいまで長い。後ろ髪は1つにまとめているが、それをほどくと凛花と同じかそれ以上の長さになるだろう。 背は女子としては一般的かそれよりも低いくらい。 外見は普通。なのだが、さっきの発言から分かる通り、突拍子のないことをよく言う不思議な娘である。 「てか椿姫、お前それいつも買って食ってるよな。飽きないのか?」 と、椿姫が持っている両手で抱えきれないほどの紙袋を見て言う。 隣で凛花と玲奈もうんうんとうなずいている。 「はい、崎山のカレーパン大好きですから!」 「いや、崎山ショップのカレーパンって別に手作りじゃないし。そもそも大好きだからってそんな買わんわ!」 とりあえず全力で突っ込んでみる。 やっぱり、何か他の人とは違う…と言うかズレてるんだよな。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加