第1話 結局どうでもいいじゃない

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「じゃ、みんな揃ったことだし。…始めるか。今日も。『MHW部』を。」 「おう」 「ああ」 「はい」 凛花の呼び掛けに対し、各々がそれぞれに返事をする。 ここで俺から、読者の皆さんが気になっている『部活』について俺から説明しよう。 『メインヒロインは私だ!部』。通称、『MHW部』。 部活と言うよりは同好会と言った方がいい。…というか、そもそもこの専門学校には部活という概念はない。 俺たち(特に凛花が)勝手にそう名乗って、活動しているだけだ。 俺はそれに半ば強制的に入れられた。 そして、皆さんの知りたいこの部の活動目的。それは… 「この世界において私がヒロインである為にやりたいことをやる!」 というなんとも厨二病かつわがままな物だ。 …実際やってることはだべったり、俺を罵倒したり何か騒いだり俺を蹴り飛ばしたり皆でゲームしたりと普通の学生生活(?)なのだが。
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