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仲間になり、二人はよいパートナーになった。
フランは勇羅に剣術を習い、その腕をどんどん上達させていった。
フランの武器は白く光る長刀。勇羅の剣は大きいので、パワー重視の物だが、フランの長刀はスピード重視の剣であった。
二つの剣はタイプは違うが、勇羅の腕が良かったのでフランもここまで強くなることが出来たのだ。
月日は流れる。それは、振り返れば速く、先を見ればゆっくりと…
「今日の修行はここまでにしよう。フランは強くなったな。」
「ありがとうございます。」
フランは幸せだった。遠く知らない存在だった、もしかしたら会うことがなかったかもしれない、そんな勇羅と一緒にいられて。
「勇羅さん。」
「ん?」
「私、勇羅さんに会えて本当によかった。」
照れたように笑うフランを見て勇羅も笑った。
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