空色のタクシー

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タクシーから降りて辺りを見渡すと、そこは草原だった。 草原を歩きながら夜空を見上げると、空いっぱいに輝く美しい星。 まるで、空から降り注いでくるようで、手を伸ばしたら届きそうなくらい… この世界には、こんなにたくさんの星が見えたんだ…普段は星なんて、いくつ見えたっけ…? ふと後ろを振り向くと、タクシーはいなくなっている。 私は全く不安を感じることもなく、草原に横になって夜空を見上げた。 草の香りがとても落ち着く。 そのまま、私はいつの間にか眠ってしまった。
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