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6月5日午前7時20分、南雲機動部隊旗艦赤城は蒼龍から「十三試艦上爆撃機(のちの彗星)が敵艦隊発見、陣容巡洋艦5駆逐艦5空母1、位置……。」との意の電文を受けた。
しかし発艦準備はまだで、甲板にすら出ていない。
さらに敵雷撃隊の迎撃のため直掩の零戦は甲板にはいない。
この状態で新たに敵攻撃隊か現れれば絶体絶命。
そこに現れたのが敵艦爆隊。
史実では発見できず奇襲され、空母を一挙に失った。
加賀高角砲員、高田海軍2等水兵と見小田海軍2等軍曹零戦隊と敵雷撃隊の戦況を見守っていた。
かわって観測員。
観測員も戦いに見入っていた。
ぶぅーん……
「なんだ?まさか…」
ぶぉぉぉぉおん…
「敵機だ!!!」
「何っ!?……あっ!!………射撃指揮所、敵機です!!」
砲術長は「対空戦闘用意、目標敵艦爆隊」を下令し、司令部にも報告した。
見小田は「見張員は何をしてたんだ」と愚痴をもらしていたが史実では発見はもっと遅い。
その数約40。
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