運命のミッドウェー海戦

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「…っってぇーー!!!」 高田の高角砲が火を噴いた。 加賀の20㌢砲、12㌢連装高角砲が一斉に火を噴きはじめた。 少しして赤城や蒼龍をはじめ、護衛の艦艇も空に無数の矢弾を撃ち上げる。 1機の目の前に炸裂した。 まともに突っ込んだ敵機は海面に頭を向け落ちていく。 「よぉし!!」 見小田は叫び、高角砲員たちから歓声があがった。 さらに高田の高角砲は敵機に対空放火を浴びせる。 しかし戦果は1機に留まった。 上空からダイブブレーキ音が響きだした。 すると一斉に艦艇の機銃が火を噴きだした。 敵機が機銃の射程内に入ったのである。 その時点で突撃してくる敵機は3分の2に減少していたが残存機の25機が加賀に突っ込んでくる。 機銃が1機、また1機捉える。 その時赤城が回頭しだした。 その間にも機銃は敵機捉える。
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