黒い機体

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俺はマリューさんと艦長室に向かった。 「で、話って何を聞きたいんです?」 マリュー「単刀直入に聞くわ。貴方は此れから何をしようとしているの?」 「クックック確かに単刀直入だな。俺が何をしようとするのか・・・か」 うーん、説明が難しいな…どう説明するか・・・。 「そうだなぁ、あえていうなら自分の正義に従って戦うかな?」 マリュー「自分の正義・・・貴方の正義とは一体なに?」 「俺は、大切な人達や無理矢理戦わされる者達のために戦う・・・たとえ世界を敵に回そうともね。」 マリュー「!?・・・何故貴方は其処までっ・・・」 マリューは、そのつぎの言葉を紡ぐ事が出来なかった。それはナオの表情が余りにも悲しげな微笑を浮かべていたから。 「この話は、ここまでです。」 マリュー「ちょっと・・・」 「あっそれとネックレス着けてくれたんですね。マリューさん」 マリュー「えっ!ええこのネックレスは大切にするわね」 「それは、ありがとうございます。では俺はこれで」 マリュー「あっちょっと・・・はぁ」 俺はマリューさんの呼びかけを無視して部屋から出た。 ムウ「よ、ナオ話はすんだのか?」 「クックック、盗み聞きとは趣味が悪いですよ。」 ムウ「盗み聞きとは失礼な、たまたまとうりかかっただけだって」
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