ド天然

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「お前、最低だな」 その事を昼休みに話したら、ヤマトに凄まじい悪態をつかれた。 「最低?」 言葉の意味がいまいち理解できず聞き返すと、ヤマトは眉間に深いシワを寄せてわざとらしく大きくため息をつく。 「これ、お前宛てのじゃないのか?」 ヤマトの手には例の手紙。 それを俺に渡そうとするが、俺はもちろん受け取らず押し返す。 「ははっ、なにを言うかと思ったら。俺がラブレターをもらうなんてないない」 自分のことは自分が一番分かってるんだ。 俺みたいな平均以下の男がモテるわけがない。身の程は弁えているさ。 「このド天然野郎が……」 「ん? なんか言った?」
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