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「でも、アンタは私を一応女の子として見ててくれてたのね」
「そんなの当たり前だろ、どこからどう見たって女の子じゃんか」
「ち、違う。そうゆうこと言ってるんじゃないわよ」
「じゃあ、どうゆうことなんだよ」
「だ、だから私は超能力者(レベル5)だし、普通の女の子じゃないし…だから――」
「御坂は確かに普通じゃないかもな…」
「さっきみたいに人を簡単に殺せるような能力を持ってるんだからな」
「でも俺は、そんな御坂の女の子の一面を見てきた!!」
「何も知らないやつらは、勝手な幻想でそうやって超能力者(レベル5)を普通の人間、普通の女の子として見ようとしてない」
「でも俺は、御坂をそんな風に思うやつが目の前に現れたら、片っ端からそいつらの幻想をぶち殺してやるよ」
御坂の目に涙が浮かぶ。
「えっ!?どうしたの御坂さん?」
「アンタはいつもそうよね…」
「アンタが言ってることにどこまでの意味が込められてるねか、全く分からないわよ」
「アンタは私をどうゆう風に思ってるの?」
「そ、それは」
(さっき、感じた感情をそのままに伝えるべきなのか?)
(さすがに御坂にひかれちゃうかな…)
「か、可愛くて本気で本音を言える、そして最も守りたい人かな…」
「えっ、それって」
「いやー、今のは気にしないでくれると助かります。とりあえず上条さんは出掛けてきます」
「ま、待ちなさいよ!!」
上条と御坂はとりあえず家から出たのだった。
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