それぞれの平和な日常

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そこには、元スキルアウトの無能力者(レベル0)浜面仕上がいた。 「俺にふるなって」 「説明してやんなさいよ」 一方通行の予想では昔仕掛けた爆弾が残っていたのだと考えた。 「その必要はねェ。ここを戦場に選んだオレの判断ミスだ」 「第一位はものわかりがよくて助かるわね」 「黙れ、クソがァ」 「んっだと、コラァ」 更に激しい戦闘が始まった。 しかし、決着は見えた。 「オマエは気づいてたか?」 「ハァ…ハァ…なんのことよ」 「何で第一位と第四位なんていう怪物が戦闘してるのに、誰も気づかないんだろうってなァ」 「まさかっ!!」 学園都市第一位はやはり次元が違った。今までの戦闘の爆風や爆音、それら全てを半径500m以内に漏れないようにしていたのだ。 「さ、さすがね」 学園都市第四位は戦意が無くなったのか、その場に崩れ落ちた。 「久々に楽しかったわ」 「そォか…オレもだ」 一方通行は番外個体を連れてどこかへ歩き出した。
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