それぞれの平和な日常

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薄暗い裏路地を学園都市第一位の怪物は歩いていた。 「アナタにしては久々に熱くなってたね」 「なァに、ただの気まぐれだ」 (なんで、オレもあんなにアツくなっちまってたんだろォな) やっぱり平和に満足できていなかったのか、と少し冷静に考えてみるが――― 「でもミサカはあれくらい興奮できることならアナタといつでもするよ?☆」 「卑猥な表現はよせ、勘違いされるだろォが」 そんなことを話ながら2人は自分の居場所へと帰るのだった。 「麦野、大丈夫か?」 「うん、まぁね」 「浜面あんまり麦野に超ベタベタしないでください」 「じゃあ、オマエが肩貸せよ」 「それは嫌ですね」 「理不尽すぎだろ!!」 「大丈夫。私はそんな浜面を応援してる」 滝壺、ほんとありがとっ!! それからは、ずっと沈黙だった。でも、それは『アイテム』の気持ちが一つになっているように皆は感じていた。
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