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「はぁ、これだけは言わせてくれ」
「不幸だー!!」
と、いつも通りのセリフを言う上条。
周りからみたら羨ましいとしか思われない状況を上条は不幸と感じてしまっている。
上条の不幸体質は単なる上条が馬鹿なだけかも知れない…
「こんな状態の御坂を常磐台中学の女子寮に連れていったら、変態扱いされて白井とか白井とか白井とかに殺されそうだな」
外は冷えるから仕方なく上条は自分の寮で意識が戻るまで預かることにした。
「今日学校行かないとマジで留年しちゃうかなぁ」
「第三次世界大戦で10日学校行かなかったしな」
などと呟く上条。
とりあえず家についた。
「いくら上条さんとはいえインデックス以外の女の子を家にいれるのは少し抵抗があるな」
インデックスはインデックスの愛猫スフィンクスとどこかに出掛けてるみたいだ。
「ってなんだこのメモは…」
『とうまへ
自動書記(ヨハネのペン)を修正する必要があるので、イギリスにいってくるんだよ。1週間くらいの長旅になるかも。たくさんお土産買ってくるからまっててね。』
「イギリスっていきなりこうゆうのあるから困るよな」
「誰がインデックスを連れていったんだろう」
「電話してみるか…」
プルプル…プルプル…プツ
「おっ!!繋がった」
インデックスが携帯使えるようになって助かったとすごく思った上条だったのだが…
『はぁ~い、カミやん久しぶりぜよ。よく生きて帰ってこられたもんだぜ』
「ってお前、土御門なんでお前がでるんだよ!!」
『まてまてカミやん、俺だって『必要悪の教会』(ネセサリウス)の一員って前に言ったぜよ』
「そうだけど、よりによってなんでお前なんだよ」
『そんなこと気にすることはないぜカミやん』
『これから1週間程度カミやんはインデックスがいないから、部屋に女を連れてこられるんぜよ?』
「ギクッ!!」
『っておいおい、まさかもう連れて来てるのかよ』
上条は特大ボリュームで不幸だー、と叫んだ。
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