それぞれの平和な日常

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とりあえず買い物にきた上条。 「インデックスのおやつになりそうなもんも適当に買ってくか」 そして、会計に行く上条。そこである重大なことに気づく。 「さ、さ、財布がないっ!!」 「ふ、不幸…だ」 買うのを諦めて寮に戻る上条。 その頃、御坂美琴はようやく目を覚ましていた。 「あれ?ここどこ…ってかさっきまでアイツと歩いてて…それで」 ここが何処なのかなんとなく理解してしまった御坂は… 「ここってアイツの部屋よね…」 「アイツ私が倒れたからここに置いて自分だけ学校行ったわね!!」 御坂はほったらかしにされたことに頭にきていた。 (でも、まって。アイツがいないってことは、アイツの私生活をこの部屋から色々探れるじゃないっ!!) 「決してアイツの着た服のニオイとか下着とかに興味があるわけじゃないんだからねっ!!」 誰もいないのに勝手に宣言している御坂。 しかし、御坂は自分を制御出来ていなかった。 (掃除しといたって口実で色々探すしかなさそうね) 御坂の友人、佐天涙子が言うには男子のベッドの下には、男子にとって誰にも見られたく無いものが隠されているらしい。 とりあえずベッドの下に手を入れてみた。 ガサガサ… (なにか紙みたいなのがあるわね) 「んっしょっ」 出てきたのは手紙の様なものが10通くらい。 「不本意だけど中身見させてもらうわよ」 まず1通目を開けてみた… 「なにこれっ…」 『上条当麻さんへ この前は3年の不良から助けてくれてありがとうございました。 あれから上条さんのことが頭から離れません。 きっと上条さんに恋したんだと思います。 良かったら携帯のアドレス書いておいたのでメール下さい。 』 他の手紙も同じ様なラブレターだった。 「アイツらしいわね」 (やっぱり私を不良から守ってくれたのも特別ってわけではなかったのね…) ガチャ 「――!!」
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