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森を進みながら兄ヘンデスは、崩れ落ちたマイホームの中に埋もれたパンのことをまだ考えていた。
ヘンデス
『ああ…!
まさかこんなことになるなんて!グレテルが食い意地はるから…!あんなことに…!』
グレテル
『なにいってるの兄さん、人のことばっかり悪く言うけど兄さんだって……!』
ヘンデス
『いうな!!
…わかってる。…だけど口には出さないでくれないか。認めたくないんだ』
兄のヘンデスも太っていてた。
しかも現実逃避していた。
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