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詐欺
冷たい冷たい石の上で
泣くことすらできずにいた
そのとき あなたがくれた言葉は
優しいというよりも 暖かかった
臓器に秘めてた思いを めちゃくちゃに吐き出して
あんなに安らかに眠れたのは
いつ以来のことだったろう
あなたは ずっと傍にいてくれたね
人の優しさに怯える日々が
来るとは思わなかったよ
微笑む唇 柔らかな眼差し
ああ なんて恐ろしい顔だろう
死体のような私の心を 骨まで食い破り
皮までしゃぶるその口は 猟奇に歪んでいる
孤独が怖かった
私は阿呆になりきって
あなたの帰りを待ち続けている
何年も 何年でも
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