始まりは…

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「大体、あんた犬でしょうあたし犬に興味なんてないから」 「グルル、ガウワウ」 「犬じゃない狼だって言われてもね、それでもあんたなんて好みじゃないもの」 一体何で怒っているのかしら?狼と犬なんてよほど詳しい人以外殆ど見分けが付かないのに…間違われて怒るのは解るけど 「ワォン、わぉガウ」 「それならば、しょうがない行くぞ、て何言っているのよ…キャー」 自称狼は私にいきなり飛びかかって来たが、私と自称狼の間に黒い影が飛び込んできて自称狼から守ってくれた 「大丈夫か?」 その影の正体は私と同じ姿をした獣人だった
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