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 いつしか僕の目は未来をではなく過去ばかり見るようになってしまっていた。何もする気が起きない。楽しかった昔の自分と、広がる笑顔の輪に思いをはせるだけ。それくらいが今の僕の楽しみだ。  そして僕たちの輪の中にいた『彼女』を必ず思い出す。
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